ネットからの情報をもとにして構成する、己の欲求を満たす為の悲しい作業の記録      2次情報確証バイアスブログ。

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猛スピードで突進してくるベンツの前を横切ってチンピラに殴られてみた

 犯罪で無い限り自由だろなんて公言する奴はクズ。

やるなら誰にも言わずこっそりとやれよ。と考えているもっとクズなひとです。

 

 

www.nico-sekiguchi.tokyo

 

 

 つづきです。

過度な期待は禁物です。

伝説の幻の右をご存知でしょうか?

 黒革のジャケットに身を包んだ怒りに震える拳を握り締めた男 がベンツから降りてきました。

いかにもな人といった感じはしません、でも面倒くさいひとオーラはある。 

しかし、

そんなことなど今の私には関係がない、なぜなら飯のことしか考えていないのだから。

 お腹空いてるし。

 

窓を開け、声を掛けます、

「何すか?」

なんだろう、怒りに震える相手に対して妙に落ち着き払ってるこの私は。

普段子猫のように繊細なこの私が。正常な脈拍のままです。

 

ベンツのおにいさんは罵声を浴びせた後も一方的にしゃべり続けます。

相手の言い分としては、いきなり飛び出してきやがって危ねえだろと。

ありがちなセリフですが、これはわかります。

いくら私が大丈夫だと思っていたとしても、相手にしてみればビビる程のタイミングで

あったのかもしれませんから。

 

そして、手を上げるなどの合図を出すなりなんなりの態度によるサインがあれば

こちらもちゃんと停まるなりスピードを落とすなりの対応をしたとほざいています。

停まる気も無いほどの猛スピードで走っていたくせに、よく言うわこのひと。

 

とにかくおまえが飛び出したと、事故ったらどうすんだと騒いでいます。

自分の運転のことは棚にあげて。

よほどビビったんだな思いました、ビビらせてごめんなさいね。

 

 

 まあ、これも解らなくは無いです。

自分は悪くないと思っていれば誰しも言うセリフです。

あくまでセリフとしてね。決まり文句ですから。

主導権を取りたいですからね。

 

ですが、おまえは経営者か?とか、おまえに修理費用が出せるのか?とか

何気にこちらのことを伺う言動や、事をややこしくさせようとしてる様な

気配が見えてきました。

なにやらこちらの態度次第ではどうにかしてやろうという下心もありそうな気もします。

 面倒くさいと思いつつ相手の言い分をひとしきり聞き終えたところで言ってやりましたよ。

運転席に座ったまま顔だけ相手に向けながらですけど。

 こっちだって黙っていられませんからね。もう、ヴィン・ディーゼルな訳だし。

 

一言、「すいません。」って。ww 無表情ですよ。お腹空いてるし。

 

そしたらカチンと来たんでしょうね、私の顔面に向かって 拳が飛んで参りました。

 

一発、二発、三発。

 

そして噴出す鼻血とともにハンドルにもたれ掛かるように倒れこむ私・・・

 

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かと思いきや

 

相変わらず無表情でびくともしないまま相手の男を見つめる私がそこに居ます。

 

「 思ってたんと違う~」そんな声がどこからか聞こえてきたような。

 

ナゼデショウカ?

 

私の顔面にベンツの男のパンチが放たれたのは間違いありません。

 

ただし、「ぺちっ、ぺちっ、ぺちっ。」っと三回。ww

ええ~っ、赤ちゃん

それともわずかに当てるという余裕をかます程のテクニックの持ち主で

こちらをビビらそうしたのでありましょうか。

でもそれはこの後の男の行動により否定される事となります。

 

そして暫しの沈黙の後、私の名前を聞くと、なにやら捨て台詞を吐くとともに

紺色のいかしたアイツに乗って男は去っていきました。

 

この時、当然なんの痛みもありませんでしたが、歯茎にぬめりを感じたので舌でぬぐいつつ

道路に唾をはくと少し血が混じっていたのを思い出します。

殴られたのは事実です。

まあ歯磨きしてもそんな感じなので特に気にすることはありません。歯槽がアレなんでね

 

気がつけば信号はいつしか赤から青に変わっています。

ここは寂れた田舎町、後続車はありません、対向車線を走る車もありませんでした。

 ほんと、寂れてんなぁと思いつつ

 お腹の「グゥ」と鳴る音を合図にアクセルを踏み込み白煙と共に消え去る私。

そこに残されたのは少量の血の混ざった唾とタイヤ痕、そして白煙。うそ。

 

はたしてこのチキンレースに勝ったのはどちらなのか?

そもそも勝者などいるのか?

などと考えつつ、今一番大事なのはお昼ごはんであることを思い出す私。

 

ふたりのポンコツ

食事の後、 午後は配達があったので一時店を離れていました。

数時間後店に戻ると私あてに電話があったとのこと。

誰あろう黄金の右腕を持つベンツの男からです。

まだ文句があるのかと思いつつ話を聞いてみると、なにやらいちゃもんを付けようとしたご様子が伺えました。

 

電化製品?を買って帰る途中であったこと、そして私との件があり

買ったばかりのその電化製品に不具合が出た場合どうしてくれるんだと

いまいち訳のわからないことを捲くし立てていたらしい。

 

別に急ブレーキを掛けたりして接触寸前だったとか、急ハンドルを切っての衝突回避

したとかは一切なくすれ違っただけなのに。

 

問題はそのタイミングですけど。ww

 

自分の思う流れで物事が進まなかったのが気に入らないが故に怒りが収まらなかったのか

または、ほんとにビビったのかそれは知る由もありません。

どうでも良い話です。

 

しかもまた後で電話すると言っていた様で、あ~面倒くさい。

電話を受けた同僚も迷惑そうな態度だし、なんだかなぁ。

この店にはそういう電話をして来ても誰一人として真剣に向き合う人間なんていないのに。

あーそうですか、当人と話してくださいで終わり。

可哀相なベンツ君。

下心があったとしたのなら残念。

 

しかし、何の衝撃も無いのに不具合が予想される電化製品て何?

なにか別の目的があったんですかね?

 

その後の電話で分かったのですが実はあったんですよ、目的が

私が店にいるかいないかの確認と怪我の具合の確認です。

 

え、怪我?なにそれ?

私は無傷ですけど?

もしかして、アレか。

あの高速寸止め三連続赤ちゃんパンチのデモンストレーションのこと?

 

まぢだったのかアレ。

寸止めマスターではなかったのね。あのひと。

逆の意味でお見それいたしました。

 

ポンコツパンチとはいえ、殴ったのは事実だし人目のある場所での出来事です。

さらにベンツのオープンに乗っていれば、田舎のことですから目立ちもします。

もし被害届けでも出されたら勝ち目は無いと、なので私の所在と行動も気になる。

ベンツ君も考えたんでしょうね。勝手に

それで店に電話をしてきたと言うわけです。たぶん。

 

そして数時間後、来ましたよ電話が。

ベンツ君、先ほどの電話とは打って変わって文句は言わない、

かといって謝るわけでもないが治療費は出すとの一点張りです。

こちらはこちらで面倒な事は御免ですから私のほうが悪かったのですから結構ですと

言いつつ、ダメージが無いことは一切言わない。

逆にひたすら丁重に謝罪の態度で応対いたします。

そして最後に一応、名前を教えてくれと伺いをたてますと訝しげながらも教えてくれました。

 そんなにアレな人でもない様子。あの荒ぶって見せた態度はいずこへ。

 

怒りに任せて手を出したものの、その後のことを考えすぎたのでしょうね。

電話の感じからなんとなくそんな気がしました。

当然申し入れは断りました。

ビビらせておけば良いのです。

 

 ていうかダメージ無いし。

 

こちらもポンコツですけど、分があるのはこちらのはずですから。

 

あとお腹も空いてきたし。ポンコツベンツ野郎の事なんかどうでも良い。

 それより今日の晩御飯はなんだろう?

 

ということで、このあとは何も無し。

カジュアルライク?なチキンレースからも足を洗いました。

 

ということで 特に何事ありませんでしたよという期待を持たせたお話です。

そして余裕を持った運転と運転マナーを心がけましょうという教訓として読んでいただけたらと思います。

 

 

ところで実は私、このベンツの存在と所在を知っておりました。

普段仕事で近隣市町村走り回っていましたから見たことがあったのですよ。

なので、何かあればやってやるつもりでした ・・ふっふっ

何も無くてよかったなっと。お腹が空くだけですから。

 

そして世にも恐ろしい結末が待っていた 

 

話しは変わりまして、伝説の大山倍達三年殺し、ご存知でしょうか?

 

空手バカ一代」において大山が使用した打撃技。

 その場の痛みは大した事はないが、やがて時間をかけてその部分が腐り始める。

そして攻撃から三年で死に至るというハッタリ。

    空手バカ一代 - Wikipediaサンダー・ジュリアンの項参照

 

ちなみに七年殺しというさらに恐ろしい技も存在する。菊門削岩杭ではないやつ

dic.pixiv.net

ああ恐ろしい・・・そしてお下劣

 

そしてこのベンツに乗ったチンピラ君の話には後日談があります。

語るも恐ろしい結末がこの私に待ち受けていました。

 

あの日以降、一見何事も無く過ぎていた私の毎日ですがそれは突然起こりました。

 

 

 

 なんと

前歯が抜け落ちました。www

 

あれから数ヶ月の後、すでに差し歯であった前歯がスポッと抜けたのです。

これはもしかして、あのポンコツパンチの影響か?

じわじわと効いていたのだろうか?

そしてそれが今になって効果が現れたのであろうか。

もしかしてへなちょこを装った東洋武術の達人だったのか?

 技の名前はなんだろう?

 

 ああ恐ろしい・・・

 まさかこんなことになるとは。

奴は実のところ凄腕のマスターだったのかもしれない。なんつってな。

 

 というわけで、彼を達人に認定させて頂きました。勝手に

 

 彼にはこの曲を捧げます。

空手バカ一代・空手道おとこ道 karatebakaichidai - YouTube

そして、技の名前も募集いたします。

 

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