以前玉突きの追突事故の被害に遭ったとき、警察官からは睨まれて
加害者の親からは「あなたは何?」と言われたひとです。
仕事中に追突事故を起こしてしまいました
私の勤めていた花屋は、結構な頻度で配達業務がありました。
内容は様々ですが、
その日は時間指定のある配達でとある会場装花を現場に運ぶ途中の出来事でした。
運転してたのはこんな感じの車です。
ちょっと鼻っつらが長い、あまり乗り慣れていないやつ。
もちろんお店のダサいロゴ入り。
掛け持ちの仕事も無かったので、余裕を持って少し早めに店を出ました。
時間に追われてるとどうしても運転が荒くなりますから。
それに割と気を使って運転しないと商品を傷めることにもなりかねませんし。
水の入った容器なども積んでいますので気を使わざるを得ません。
急発進、急ハンドル、急ブレーキは禁物です。
それなのに、ああそれなのに・・・
やってしまいました!
信号待ちで私の前にはスターレットが一台。
こんな感じの。
今考えると何を考えていたんでしょうかねぇ。
信号が青になったのでソロソロと発進、体感で1秒後ぐらいか。
「ぽすっ。」こんな感じ。
あ~まだ前に車がいました。
あせって発進したわけではないのに。
なぜか前の車も動くはずと思い込んでいた私。たぶん。
追突ですよ、追突事故の発生です。
車間距離が短すぎたか。
実は店の車、この車以外のはフロントが出っ張っていない車種ばかり。
その出っ張りを忘れていました。という今更の言い訳。
車の大きさや前か後ろかによっても衝撃度合いが違うのでしょうが、こちらはほぼ衝撃無し。
カップホルダーの水もこぼれませんよ。
しかし追突は追突、事故発生でございます。
あちらのダメージは?
すぐさま車から降りますと、前の車からも運転手の方が降りてきます。
「我、なにさらしとんじゃっ!このボケがー!」ぐらいの勢いですよ。
言葉遣いは違いますが。
もう70過ぎのきちんとした身なりの人なんですけど。
奥さんが同乗していまして、病院へ行く途中だとのことでした。
とりあえずの怪我は無しということですが、もう平謝りです、こちらは。
とにかく頭を下げるばかりです。
ちなみに相手の車のリヤバンパーはほんのぺこり凹んでいました。
こっちは、う~んたぶんこれか・・な
そして警察へ連絡すると署まで来てくれと。
この辺は想定済みでした。
配達の時間はまだ余裕があったので、一旦店に戻って別の車に荷物を乗せ変えて
他の人に配達を変わってもらいました。
そして私は事故を起こした車で警察へ。
余程の事故でない限りその場での検証や見分はしない様で
警察へ行っても互いの車の傷の確認をして、後はお互いで話し合って下さいと言われてお終い。
この間終始無表情の警察官。
この時には相手の方も冷静さを取り戻していました。ただし表情は無い。
修理等については保険会社に任せますので了承願います、
私の方からは明日改めてお宅にお伺いいたしますということで住所の交換をして帰ります。
安易に一筆書いてはいけません
あっ、一筆書いて欲しいと言われたので私、一筆書いたのですが注意してください。
安易に一切の責任を負うとか書いてしまうと揉める原因にもなりかねませんから。
私は書いてしまいましたよ。www 何もなかったけど。
それについてはこちらが詳しいです。
問題は翌日!追突事故の相手に改めて謝罪に行きました
一夜明けまして、警察から連絡。
人身事故になりました、だって。
来たか~。
まあ、追突事故なんかだとムチウチの症状も後から出るそうだから仕方のないことです。
むちうちは車に追突された衝撃で、身体が突発的にしなる様子がムチを振った時の、ムチの動きに似ていることからむち打ちと総称されました。
むち打ちの症状は翌日、数日後、人によっては数ヵ月後に現れるのです。
むちうち症の症状は首が動かない、痛い、ということだけではなく、だるさ、めまい、吐き気など、一見、関連のないようなことも後遺症としての症状に挙げられます。
追突は追突ですからね。実況見分は後日だそうで。
実況見分とは
交通事故においては、事故がどのような原因で発生し、どのようになったかを記録するもので、原則として事故発生直後に事故当事者の立ち合いの元で行われます。
実況見分は、交通事故の被害者と加害者が、お互いの声が届かない程度の距離に引き離され、それぞれ別々に事故の状況聴取が行われます。
人身事故の扱いということを踏まえつつ、菓子折り片手に謝罪に行ってまいりました。
昨日はだいぶお冠でしたから今日はどんなんだろうとチャイムを押すと件の旦那さんが。
私、あいさつとともに頭を下げます。
そして顔を上げると昨日とは打って変わって満面の笑みですよ。なんだろう。
しかも「おーい、関口さんが来てくれたぞー」って、ニコニコしながら奥さん呼んで。
聞けば一夜明けたら奥様がなんか首が痛い気がするとの事で病院に行きましての診断書、
からの一応届け出たとのお話でした。
旦那さんはとお伺いを立てれば、自分はなんとも無いと。
でしょうね。
そこでもとにかく頭を下げましての お詫びをして無事帰宅と相成りました。
車の修理等も滞りなく進みまして一件落着と。
ただし、うちの一応会社の保険屋ですが従業員には態度がでかく、めんどくさそうでしたけど。
その後その保険屋のもとへ配達に行ったときも変な顔されましたとさ。
そして実況見分の話は割愛
この件ではお互いに程度が非常に軽くすんだので良かったのですが、
ちょっとした油断で悲惨な状況になることも考えられます。
決して過信することなく運転しなければならないと改めて思います。
あと思ったのは事故を起こしたとはいえ冷静さを失わないように、
相手のいいなりにならない様、知識をつけておきたいものです。
そして実はこの時、車に葬儀の花を積んでいたというのは内緒の話。
なんかいやだろうし。
あの老夫婦、こちらが花屋なのは分かっていたでしょうが、
まさか葬儀場に向かう途中だったとは思うまい。
しかも一歩間違えていれば
敬老の日も近いので思い出しましたよ。
おじいちゃん、おばあちゃんは大切に、まじで。