ネットからの情報をもとにして構成する、己の欲求を満たす為の悲しい作業の記録      2次情報確証バイアスブログ。

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男の純情とその先にある現実を垣間見てしまったある小僧の暴走と懺悔

 

 自分の都合ばかりを押し出しても駄目ですが、

他人の都合にばかり合わせる必要もありませんよ。

だって、放っておくとその要望はどんどんエスカレートしていくばかりですから。

こんにちは 、人生がつらいひとです。

 

はたして懺悔すべき出来事 なのか

 

それは私が花屋の小僧になって暫く経った頃の話で御座います。

気がつけば幾つかの季節が過ぎ去り、世間では萩の花が風に揺れる頃を迎えておりました。

そのやうな中、小僧ながらも雑用以外の用事を少しづつ任せて頂ける様になり、

仕事といふものに喜びを感じ始めてゐたある日の出来事について告白させて頂きとう存じます。

配達の花束を受け取り拒否された話

 

とある男性のご依頼で隣市に住む女性に花束をお届けに伺った時のことです。

お届け先の玄関にてチャイムを鳴らしますと

少し気だるい表情と雰囲気を併せ持つ女性がでて参りました。

 

そして 依頼主の名前を告げて花束を渡そうと差し出したところ、

 

「受け取れません。」

 

えっ?な・・なんですか?

 

「この花束は受け取れません。」はっきりと、そしてきっぱりと。

気だるい表情ではありますが間違いありません、受け取れないとおっしゃってます。

 

まさかの受け取り拒否ですよ。

 

この私に花屋としての爽やかさが足りなかったのでしょうか?

それともこの私が作った花束だと気づいての発言なのかっ。www

 

 この花束、私が作ったモノではあるけれど出来としては今ひとつ、

花の選択から組み合わせ、色合いなど今思うと用途に合っていない気がするが

当時はこれが精一杯。

実はその時もなんかなあとは思っていたのでした。

 

まあ、そんなことは良いのです。 

 でもこのまま、「はいそうですか」という訳にはいきません。

 

 なぜでしょうか?

面倒くさいからです。 面倒であるからです。この私がな。

 

「はいそうですか」と持ち帰った場合

まず、店へ帰ってから依頼主に事の顛末を報告した後、指示を仰ぐ。

依頼主にしても素直に「はいそうですか」と引いてくれるとは限りませんからね。

不快にさせてもいけませんが、こちらが巻き込まれてもたまりませんし。

 

なぜ受け取り拒否なのかわからない。

なぜなのか理由を聞いてきてくれなんてこと、ありましたからねえ。

なかなか聞けないですよね、そんなこと ま、仕事だし他人事だし聞きますけど

ということで届け先にも再度連絡を付けないといけない場合もある。

 

おまえのそういうところに反応しての拒否なんじゃねーのって、思いますけど。

でもそれは言えない。

 

届けたら届けたで、お礼の連絡が無いけどどうなってるなんて問い合わせもあったりしてね。

もう、そこまでは知りませんよ。

 

中にはそんな人もいますよって事で、すべてではないですけど。

 依頼主に対してはそんな感じです。

 

まず依頼主に対して面倒くさい。ので「はいそうですか」という訳にはいきません。

 

受け取り拒否の理由、そしてお届け先にも一枚噛んでもらう

お届け先のお客さんにしてみれば、断るのには幾つか理由はあれど

この花束を受け取ることで送り主とのつながりが出来てしまうことに対する

反応というか意思表示のような感じを受けました。

それはあからさまな嫌悪感とか拒否反応ではなく。

あまりこの先、付き合いを持ちたくないのだなって感じがしました。

 

なるほど、そういう事だなと勝手に解釈した私は考えます。

 

そういうのって当人同士でやってくんねえかな?

 

 馬鹿正直にお客さんのいうがままに動いてもそれはそれで良いのでしょうが

こっちが面倒なだけですので受け取り先のお客さんにも関わってもらうように考えて

みました。

私側にしてみれば、花を受け取った後でお互いに話しをつけてくれと思う訳ですよ。

そこでお伺いをたててみます。

 あえて聞いてみました。

 

とりあえず花束は受け取ってもらえませんかと。

あとは花束をどうしようが受け取り主であるあなたの自由ですから

処分をご希望でしたら私が処分いたします。ただし内密に願います。ここがポイントです。

ですから受け取りにサインをいただけませんか?と。

自分の事ながら もう、身勝手全開なんですけど。

ひどいですよねぇ。しかし

 

まあこんな奴はほぼいないと思うのでご安心ください。

 

 こっちはこっちで相手の考えがなんとなくわかったように

相手も察してくれるというか、なんか申し訳ないなと感じてでもくれれば

こちらの要求が通るかもしれない。

 

受け取り側としてみればとりあえずは品物に関しては受け取らないわけだし。

受け取ってはいないと自分に言い訳もできるだろうと。勝手に考えます。

 

とにかくこのまま帰って 上記のようなことをしたくないだけなんすから。私は。

 

結局は事をうやむやにしたのです 

まあ、結果として私の思惑通りに事を運ぶ事となり受け取りのサインを頂きました。

花束は闇の中へ・・・・

そして当人たちはどうなったかは知らない。

そこまでは関係ないし。

 

そしてこれは 誰トクか?

俺トクです、俺が得するだけ、俺の都合だけにあわせた身勝手な行いです。

 そして今、懺悔いたします 

 

 

 

とも考えましたが、撤回します。

 

 懺悔することでもないし。

 

 花束を受け取り拒否された事実を隠蔽したのはこの私

この件は自店における注文に対しての事例です。

しかも面倒くさそうなお客さんの注文だったので。

受け取り拒否の報告をした場合に、上記に書いたような事になりそうな感じだったので、

今回記した様な内容で事を済ませました。

まあ、その後何もなかったのでOKなのかなと。

 

今回初めてバラシましたけど、決していいことでは無いですけどこんなこともありますよと、

聞き流し、読み流しで結構ですが知っていただければ幸いかと思います。

 ひどいなと思われる方もいるはずです。

わかってますよ、でもこういう事もあるんです。

 

そこには男の純情と厳しい現実が

詳しい事情や背景はわかりませんが、注文主の方がどういった気持ちで花束を贈ったのかについてはなんとなく想像がつきました。

そして受け取りを拒否した女性の気持ちも注文主の方の態度からなんとなくわかる気がしました。

 

 まるでベタなマンガかドラマのワンシーンみてえだなと。

 

でも、自分の意見や意思を表現することが出来る

この二人の人達ですから別々の人生を歩んでいるであろう今現在、

幸せであることを心から祈るばかりであります。

 

 対して、ろくな最後じゃねえだろうな俺・・・・

 

と、から揚げをつまんだ油にまみれた指でキーボードを叩いている

全裸の男がほざいている姿を想像して下さい。

 

明日もきっと楽しいはずです。

 

 

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